プレイヤーインタビュー

特別インタビュー第一弾 「本田圭佑、アスリートのセカンドキャリアについて語る」 後編

本田 圭佑 選手

プリメーラ・ディビシオン・CFパチューカ

大阪府摂津市出身のプロサッカー選手。プリメーラ・ディビシオン・CFパチューカ所属。
ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。日本代表。
オーストリアのサッカークラブであるSVホルンの実質オーナー。
日本人アスリート初のMIT特別研究員、就任期間2年。

引き続きアスリートのセカンドキャリアについて、本田圭佑選手に語っていただきました。

アスリートではない人でも、努力すれば望む結果を手にすることができると?

できます。
これは全人類に当てはまります。これは。

成功に執われるな。成長に執われろ。と。

僕が言っているのは、努力しても成功できるとは限らないです。
実際にがんばっても成功できなかった人もいっぱいいます。僕もそうです。
でもその時に違うもののせいにしてはいけない。ということがまず一点。
で、僕が(努力に)裏切られたことがないっていうのは何を意味してるかっていうと
実際に努力したはずなのに結果が出てないケースっていうのはあるんですよ。山ほどあるんですよ。出てないことの方が多い。
でも(努力に)裏切られことがないっていうのは、何を言ってるかっていうと、
僕が今言ったように「成功に執われるな。成長に執われろ。」というのは、
努力した時に絶対“成長”してるんです。100%。
僕の人生の場合は、100パーセントの割合で努力したときには成長してるんです実体験として。
これが僕の言う真実だと思って、1番最も全人類に当てはまる大事なもの。
でも成功ばっか見がちなんですよ。
違うんです。成長で喜ばんとダメなんです。

成長の先に成功があるんです。

逆にアスリートが共通して他業種の人より劣っている部分、例えばマインドや伸ばしていくべき部分というのはありますか?

基本的に無いです。
マインドに至ってはほぼアスリートが上回っています。
足りないのは知識と経験(実績)ですね。
これは明らかに足りない。だってサッカー(スポーツ)しか知らないんですもん。
でもメンタルではほぼすべて上回っています。
だから勉強しないといけないし、知ること・情報なわけですよ。
僕よりも(スタッフ)の方がよく知ってるし、だから教えてと。謙虚な気持ちが大事。
だからサッカーで成功してそこで驕って努力をやめたら、それはその分野では成功できない。
でも知る向上心とかアスリートは本来あるんです。
でも限界を決めてやってるんです。なんかわからんけど。
「サッカーしか俺できひんからな。。。」
いやいやいや。そもそもそれ出来るようになったんは何でか知ってる?
それはお前が人よりも多くボールを蹴ったからだよ。
全く違う分野の人とそもそも(同じように)できるわけがない。
サッカーしかできなくて当たり前。なぜならサッカーしかしてこなかったから。
でもそのサッカーで培った他のサラリーマンに負けないアスリートとして唯一もっている根性があると。
その根性を軸にノウハウ・知識・経験をこれから積んでいけば、ベースがみんなよりも太いんでね。
必ず成功しますよ。

一歩踏み出す勇気さえあれば自ずと成長できると?

勇気、、、そうね。
勇気いるね。
だって出来ひんと思ってんねんもん。
なんで出来ひんと思ってんのか俺には理解できないですけど、
だからむしろこっちからこの事業を通じてアプローチしてあげれば、情報が入ってくれば勇気が生まれると思うんで。うん。

今おっしゃられたアスリートの持つ強みを生かせる受け皿や社会が生まれた場合、どのような展開が期待できますか?

僕が今考えている想像(する社会)がいくつかあるんですね。
それを超えてくる凄いことになると思います。
僕の言うてることが、本当に皆(アスリート)のマインドが変わって、
「確かに。」と、「サッカーしか出来ないのは当たり前やな。」と。
「でも俺には根性がある。」と。
全部成功すると思います。全部。
まあ何を持って成功かによりますが、全部成長はします。とてつもなく。
そうなると、まず雇用は創出されてセカンドキャリアの問題は解決されますね。
一方で今あぐらかいている現ビジネスマンたちのポジションは無くなるかもしれませんよね。
全員がハッピーになるというのは、どの業界にも無いわけなんですけど、
夢を与えた人間たちが、もしくは自分で頑張ってアスリートとしてやってきた人間たちが
今度は違った分野で人を喜ばせていくって意味では、アスリートってエンタテイナー性(人を喜ばせたい気質)も高いと思うんですよ。
僕はまだ10年間くらいしかサッカーで人を喜ばせてないんですけど
このあとの50年間でも違った業種で人を喜ばせることができるってことは、僕にとっても本望なんで、
そういうシナジー効果がこのプラットフォーム・受け皿が完成させられれば 世の中がよりハッピーに、うん。
いろんな人がいろんな人を通じて枝分かれに喜んでもらえる良い日本が良い世界ができるじゃないかと思いますね。

ゆくゆくは世界全体に広がっていくと?

そうですね。
本当に雇用が創出される、始まりはアスリートに向けて言ってますけど、
これが本当にアスリートだけじゃなくてこの事業・この受け皿が世界規模になって世界の雇用の創出ができるようになればなと。そんな漠然とした夢も、僕もこのビジネスが専門分野ではないので漠然としてますけど、想いとしては世界の雇用にまで関係できる関与できるようなビジネスにしたいなと思っています。

では少し話を世界に広げて、
これまで海を渡り各地で活躍されてきた本田選手
異なる文化や環境で勝負される際、姿勢や常に心掛けられてることはありますか?

若い時と今では変わったんですけど。
若い時は、気張ってましたよね。
舐められへんようにするとか、衝突をビビってなかったですよね。
自分をしっかり主張する。自分の意見を言う。衝突は恐れない。
自分はこういう人間なんだ。毎日自分をプレゼンテーションしながら、
自分はこういう面持ってる人ですと日々言っていく。そこにはもちろん常に衝突はあったわけなんですけれど
負けずに戦っていましたね。

今も変わらないのは、コミュニケーションや自己PRすることでしょうか?

コミュニケーションは大事ですよね。
人と人との繋がりで。
何もかもがそれを繋ぐための商品ができあがっているのみなので。
海外で一番大事なのは、今色々言いましたけど、ツールになっているのは言葉ですけど、コミュニケーションが確かに一番大事かもしれないですね。

では最後に
今までに様々なサプライズを起こされてきましたが、、、

いや、まだ全然ですよ。
まだ人生でやる10分の1のサプライズくらいしか起こしてないですけどね。
ここからが本番です。

なるほど。
ではたとえば10年後の姿とか自分像というものをイメージされますか?

僕は貧困層をなくしたい。
具体的に言うと、夢を持つきっかけ、すなわち情報がない子供達を見て、 人ごとに思えず自分が立ち上がったという経緯でここまで来てるんです。
だから僕はスクールやら何やら色んなことやってるわけですけれども
そこからが原点なんで。

色んな事業、今回もリクルートという分野ですけれど
将来的にはそんな貧しいような国に進出させていけるようなところが
本当の意味での僕のトップ・オブ・トップの目的なんで
あらゆる事業がこのまますごく拡大して世界のあらゆる国に我々の事業が張り巡らされていく。