企業インタビュー

株式会社デジタルトラスト「枠組み決めず、昨日の自分とは違う経験の積み重ねを強みに」

株式会社デジタルトラスト

立石 和之さん

取締役

枠組み決めず、昨日の自分とは違う経験の積み重ねを強みに

元サッカー日本代表主将 柱谷哲二さんのオフィシャルコミュニティを運営。一風変わった経験が強みを形成するきっかけに

大学を卒業した2000年に東京のマーケティング会社に入社しました。
新卒で配属されたのは自社が立ち上げたコミュニティサイトを運営する部署。そこではグループインタビューの手法を応用して、コミュニティを運営する試みが行われていました。
担当したコミュニティのひとつが、元サッカー日本代表で1993年のドーハの悲劇でも主将を務めた柱谷哲二さんのファンコミュニティでした。
日本を代表するアスリートである哲二さんへの毎週の電話取材や、コミュニティ内のコミュニケーションの調整など、一風変わった仕事を経験させていただいたことが、自分の強みを形成するきっかけになったと思います。

ガンバ大阪公式モバイルサイトをはじめとした、コンシューマ向け月額課金のサイトの立ち上げと運営

その後に配属された営業部で、大手育児用品メーカーさんのファンサイトの新規開発を受注したことからWebサイト制作への興味が高まり、現在所属するデジタルトラストに転職。
2005年にパナソニックさんからご依頼をいただいて、ガンバ大阪さんの月額課金型の公式モバイルサイトの立ち上げを担当しました。このサイトでは、docomo、au、SoftBankの公式コンテンツプロバイダとして、キャリア決済の仕組みを導入。コンシューマ向けの有料の情報配信を経験しました。
2010年にパナソニック ネットワークサービシズさんから、ガンバ大阪公式モバイルサイトと、元サッカー日本代表キャプテンで、現在はガンバ大阪U-23で監督として指揮を執る宮本恒靖さんのオフィシャルサイトを事業譲渡いただいたことを追い風に、自社が事業主となる同様のビジネスモデルでJ2クラブの愛媛FCと水戸ホーリーホック、そして、元日本代表で現在は柏レイソルで活躍される細貝萌選手の月額課金型のオフィシャルサイトを立ち上げました。

サイト開発から情報配信までをフルマネジメント。365日独自の記事を発信し続ける

ガラケーからスマートフォンへの移行とSNSの興隆で市場が大きく変化するなか、ガンバ大阪公式モバイルサイトを、スマートフォン、タブレット、PCとマルチデバイスに対応させ、クレジット決済にも対応。間口を広げるとともに、ライターのみなさんにもご協力をいただきながら、365日独自の記事を発信するサイトへと変化させてきました。

また、Amazon Web Servicesのメディア変換サービスElastic Transcoderとコンテンツ配信ネットワークCloudFront、通信速度に応じて映像品質を変化させるApple開発のHLS(HTTP Live Streaming)を組み合わせ、自社で動画配信システムを開発。試合直後のミックスゾーンや練習場に取材に赴き、独自の動画コンテンツを配信するなどの取り組みを続けてきました。

AWSで落ちないサイトを実現。ガンバ大阪のオフィシャルサイト運営パートナーに

安易にサーバを止めることができない月額課金サイトの運営を通して、AWSの構築と運営の技術を高めることができました。単一障害点のないサーバ構築と高負荷時の対応、加えてCGIサイドでもZend Frameworkのチューニングやキャッシュを利用した表示の高速化など、チームとして充分な経験を積んでいたことから、ガンバ大阪オフィシャルサイト(www.gamba-osaka.net)のリニューアルにお声がけをいただいた際も、自信を持ってご提案することができました。
リニューアルを果たした2014シーズン、ガンバ大阪さんはJ1リーグ、天皇杯、ヤマザキナビスコカップの3大会で優勝し、見事クラブ史上初の三冠を達成。サイトへのアクセス数も跳ね上がりましたが、ダウンはおろか、オフィシャルサイトの表示が遅延することはありませんでした。

位置情報を利用したコンテンツ開発。2015年に電子版MDPサイトを立ち上げ

日本で初めて企業や個人の募金により建設された、市立吹田サッカースタジアムをガンバ大阪さんが新たなホームスタジアムとしてスタートした2015シーズンに、それまでは紙の冊子で来場者に配られていたマッチデープログラムを電子化しました。
「スタジアムの来場者の特典としてMDPを配信したい」というクラブのニーズを受け、位置情報を利用し、エリアを限定してコンテンツを配信する「GAMBA OSAKA MDP online」を開発。365日独自記事を配信し続ける運営経験を活かし、その後の運営サポートも担当させていただいています。

昨日までの自分とは違う経験の積み重ねが強みを生む。今の立ち位置から一歩前に

大学を卒業した頃の就職市場は冷え込み、職業を選ぶのが難しい時代でしたが、当時は出版業界を志望していました。だから、いま自分が取材の現場に立てていることにも喜びを感じています。2016年にはFIFAに記者登録をして、日本代表戦の取材も敢行しました。

今いる自分の環境から一歩前へ。Webディレクターという原点から少しでもはみ出せるように、時には場違いな現場に現れる変わり者として、これからも昨日までの自分とは違う経験を積み重ねていきたいと思います。

企業情報

株式会社デジタルトラスト

デザイン・システム開発・サーバ構築 / 保守を高いレベルで実現するWeb制作会社。2014年よりガンバ大阪オフィシャルサイト運営パートナーを務める。
コーポレートサイトやブランドサイトの制作の他、日本全国に支店を持つ自動車ディーラーで使用される車両検索システムの開発や、自社が事業主となるビジネスモデルで「ガンバ大阪公式GAMBA plus」「宮本恒靖Official」などのコンシューマ向け月額課金型情報サイトの開発と運営も行う。

http://www.dtrust.com/