企業インタビュー

入社理由「トレーナーとして世界規模の大会に帯同する」

株式会社ファクトリージャパングループ

スポーツトレーナー / 池田 香

入社理由「トレーナーとして世界規模の大会に帯同する」

プロローグ

 今回紹介するのは、株式会社ファクトリージャパングループでスポーツトレーナー兼 整体師である 池田 香さんです。2009年に新卒として入社後、整体サロン「カラダファクトリー」で整体師として勤務する傍ら、あらゆるスポーツ現場でトレーナーとして活躍する彼女。入社10年目を迎えた2019年には、帯同する女子サッカーチームが全国高校選手権で優勝する機会に立ち会う事ができました。

トレーナーとして様々な種目のサポートを行なってきたようですが、池田さんご自身は何のスポーツをプレーしていたのでしょうか?

 本格的に取り組んでいたのは新体操で、小学校4年生~高校3年生まで打ち込みました。巷で日本代表がフェアリージャパンといわれてる種目。器械体操の方ではなく、「リボン・フープ・ボール・ロープ・クラブ」という5種目で競われる競技です。中学時代には団体競技で地元長崎県チャンピオンになる事ができました。高校の時は朝練に参加する為、自宅最寄り駅の始発だと間に合わないので、父に隣町の駅まで車で送ってもらい、毎日必死に練習しましたね。大変な生活でしたが、今の仕事の礎にもなっていますし、良い経験でした。

どのような経緯で、現職となるスポーツトレーナー兼 整体師を目指す事になったんでしょうか?

 高校2年生の夏「今日から私たちが最高学年として始動!」という合宿の初日で、手首を骨折してしまったんです。すぐに合宿所近くの病院へ行き、ギブス固定となりました。幸いにも3週間程度でギブスを外す事ができ、練習にも復帰できたのですが、手首には違和感が残っており、うまくリボンを回せません。診察を受けた病院は、たまたま合宿所の近くにあった一般的な整形外科だった事もあり、リハビリのサービスは行なっていませんでした。当時、作業療法士の学校に通っていた姉に相談したところ、きちんとスポーツ整形外科に診てもらった方が良いとアドバイスをもらい、病院を変えてリハビリも受けるようになりました。
 新たな病院では理学療法士の方々らのサポートもあり、無事に完治して競技復帰できた事をキッカケに「スポーツ選手の身体をサポートする仕事をしたい」という思いが芽生えました。私がリハビリ時にお世話になった、理学療法士という道も考えましたが、よりアスリートのサポートに特化ができる「スポーツトレーナー」を志し、そちらの資格が取れる専門学校に進学をしました。

2年の在学期間中には様々な資格を取得し、新卒で(株)ファクトリージャパングループに入社していますね。

 通っていた福岡リゾート&スポーツ専門学校で取得ができる、健康運動実践指導者とJATIトレーニング指導者といった資格だけでなく、独学でNSCA認定パーソナルトレーナーも取得する等、とにかくスポーツトレーナーになりたいという一心で、色々な現場実習にも積極的に参加していました。そのため、就職活動を開始したのは他の生徒に比べると遅かったかもしれません。しかしながら、2年生の夏ごろに開催された学内企業説明会に、弊社ファクトリージャパングループが参加しており、人事担当者からのある言葉をキッカケに、即選考を希望し、ここに入社を決めました。ずっと第一線でのスポーツトレーナーに憧れていた私にとって「世界規模の大会でのトレーナー帯同を目標に」という人事からの言葉は、企業選びにおいてこの上ない決定打となりました。(※女子レスリング全日本代表チームの専属トレーナーとして、当時同社のスタッフが金・銀・銅メダリストの選手らをサポート)

入社後はすぐにスポーツトレーナーとしての活動が始まったのでしょうか?

 弊社の主事業としては、整体サロンを全国320店舗に展開している為、店舗に来店されるお客様への施術が大切な仕事です。もちろんお客様の中にはアスリートも含まれますが、多くは主婦やサラリーマンの方々で、疲労やコリをケアする事が目的となります。そこで整体施術の経験や、スポーツトレーナーとしての知識を取得したスタッフが、各提携先のスポーツチーム等にトレーナーとして派遣されます。
 私の場合は、2009年に新卒として最初に赴任したカラダファクトリー東戸塚店の先輩が、幸運にもスポーツトレーナーとしても既にサッカーチームでの帯同も行なっている方でした。入社早々にそちらに携わる事は難しくても、どのようにすればスポーツトレーナーとしての希望を叶えられるのか、ずっとその先輩に探り続けていた記憶があります(笑)。それが1年半ほど続いた頃、先輩が帯同していたサッカーチームのトレーナーとして帯同する事になりました。

2019年には高校生日本一を決める選手権大会で、優勝を果たしたチームのようですね。

 トレーナー帯同しているアスリートが輝く瞬間は、非常にやりがいを感じる瞬間です。
学生時代はサッカーに何の縁もなかった私ですが、やはり競技種目によって筋肉の付き方やケアする部分が異なる為、ルールを含め色々とサッカーを勉強しましたね。サッカー以外にも、現在では器械体操の選手への帯同も行なっており、日本トップクラスのアスリートをサポートできている事に責任感は勿論ですが、喜びを持って働けています。
 気をつけている事としては、担当アスリートとのコミュニケーション。ここは弊社の整体サロンとしての経験値が活きてくる部分だと思います。やはり施術を受ける側としては、施術者を心から信頼しない限りは、筋肉が緊張してしまい、深部までのケアができません。入社する以前はどちらかと言うと人見知りで、あまり会話上手とは言えなかった私ですが、お客様やアスリートとの会話する重要性を理解し、コミュニケーションができるようになってきました。そういったトレーナーとしての会話や接客を学べるという点も、弊社の魅力のひとつだと感じています。

今後はどのような野望があるのでしょうか?

 ずっと夢として追い続けている「トレーナーとして世界規模の大会に帯同する」という事は、変わらず野望としてありますし、そこに向けての活動も継続的に取り組んでいます。過去、弊社の先輩スタッフが世界規模の大会へ帯同実績をもっている為、弊社で諦めずに努力を積めば、決して叶わない夢ではないと思っています。
 もうひとつの野望としては、後輩の育成に関してです。毎年多くの後輩が弊社に入社をしてくれる中で、一定数はスポーツトレーナーを志している方がいて、その人数は年々増えてきているように思います。数々のトップアスリートのサポートを行なっている弊社ですが、新入社員からの要望にも応えられるよう、まだまだ帯同先の数を増やしていきたいという思いがあります。もちろん、数を増やすだけでなく、施術の質も伴わなければならない為、社内での研修も定期的に開催しており、アスリートからの要望に充分なお応えができる体制作りを強化し続けていきます。プロを支えるプロにならなくてはなりません。また、スポーツトレーナーの養成だけでなく、彼ら彼女らに指導ができるような、教育者の育成にも尽力していきたいと意気込んでいます。

2021年卒の新卒採用も、例年通りの募集がありますでしょうか?

 はい。来年度も例年通り新たな新卒スタッフを募集する予定です。ここ数年は整体サロンの店舗数が320店を突破し、東南アジアはじめ海外への店舗展開も順調に進んでいる状況。東京本社のある関東圏のみならず、大阪を中心とした関西や、私の出身地である九州等、全国で採用活動を行なっています。入社後は整体師、スポーツトレーナーのみならず、セルフケア商品の開発等の本社勤務含め、その人にあった働き方を選択できるキャリアチェンジ制度もあります。年に1度、全社スタッフが勢揃いしての運動会もあり、元々スポーツをしていた人が多く集まっている為、毎年白熱のイベントが開催されています。もちろん私も参加しますので、この記事をキッカケに入社してくれた方々とお会いできる日を、心より楽しみにしています。

《文:Next Connect 竹内 一平》2020年1月 執筆

企業情報

株式会社ファクトリージャパングループ

本社:東京都千代田区麹町3-10-1 FJG本社ビル
代表取締役社長:小牧めぐみ
公式HP: https://factoryjapan.jp/
採用サイト: https://factoryjapan-saiyo.jp/