企業インタビュー

就職サポート実績 / スポーツ業界

モトヤマスポーツ株式会社

就職サポート実績 / 横川 菜々美

就職サポート実績 / スポーツ業界

■プロローグ

 今回は弊社Next Connectを通じて、希望業界への転職に成功した人物を紹介します。
幼児向けにスポーツ指導をおこなう「モトヤマスポーツ株式会社」へ2019年春に入社し、まもなく2年目を迎える横川 菜々美さんにお話を伺いました。

■高校と大学は、スポーツに関連した学部に在学していたのですね。

 小学生の頃からバレーボールに取り組む等、身体を動かす事が大好きだった事もあり、体育以外の科目にあまり興味がなかったと言う方が、正直なところです。高校1年生時からは、プレーヤーではなくマネージャーとなり、支える側の立場としてスポーツと接する中で、将来の仕事としても「スポーツに関連した業務」に就きたいという思いが、ぼんやりとあったように記憶しています。

■しかしながら、大学卒業後はスポーツとは無縁のお仕事に就いたのでしょうか?

 色々な企業の説明会や、就活イベントに参加する中で、スポーツ業界の仕事だと給与や休日、福利厚生が他の一般企業と比べると、どうも見劣りして感じてしまいました。
 結局、一般企業とフィットネスジム等のスポーツ関連職を同時並行で選考を受けていた中、最も早く内定通知が届いた、レンタカー事業をおこなう企業からの内定を受諾し、他の選考は全て辞退しました。その時は夏の酷暑の中、もうスーツを着て就活を続けたくないという気持ちもありましたし、何よりその企業のネームバリューで、わりとアッサリと進路を決めてしまったかなと思います。

■そちらへの新卒入社後は、どのような日々でしたか?

 はじめの1ヵ月程は同期らとの研修がメインで、比較的楽しく過ごしていました。ただ、実際に業務が開始となったGW頃からは、あまりポジティブには過ごせなくなってきていました、、。主な理由としては、仕事内容に興味を持てなかった事。レンタカーショップですので様々な車種があり、それらを丸暗記しなければ接客できない為、毎日必死で車種を覚えようとするものの全然頭に入ってこず、徐々に業務からも離れたいという思いが強くなってきて、、。学生の頃に比べて表情も暗くなっていると、友人らからもたくさん心配されました。

■そんな時、どのような転機があったのでしょうか?

 どうにか現状を打破したいと色々と模索していた中、母親がスポーツ業界への就職サポートを得意とする、Next Connectのサイトを見つけてくれたんです。とりわけ母には「スポーツ業界に転職したい」と相談していた訳ではないのですが、私の様子を察知して、Next Connect へ相談する事を勧めてくれました。
 当時、サイトのトップページを見た時の印象は、本田圭佑選手の顔写真がドーンと出てくるデザインで「アスリート以外が登録しても良いのかな、、?」と少し不安になりましたが、ひとまず登録を進めてみると「アスリートでなくとも、スポーツに携わりたい思いがあれば相談に乗ってもらえる」という事が分かり、Next Connect のオフィスで実施される、キャリアカウンセラーさんとの面談に伺いました。

■キャリアカウンセラーとの面談では、どのような話をしたのでしょうか?

 やや緊張しながらオフィスへ伺ったのですが、担当のカウンセラーさんが、私の経歴や希望のキャリアを、親身に聞いてくださった事もあり、徐々に打ち解けて”本音”を話す事ができました。面談が開始して序盤のうちは、募集数の少ないスポーツ業界に入社できる自信がなく、やはり募集数の多い一般企業でも良いかなという気持ちもあった中、カウンセラーさんとの会話が進むにつれて、自分が本当にしたい仕事は「スポーツ×幼児教育」だという事に気が付く事ができました。これは私自身が中学生の頃、職業体験プログラムでの訪問先が保育園だった事にも由来しています。
 そういった希望をカウンセラーさんに投げかけたところ、仕事内容や勤務地が、私の希募通りの企業を紹介してもらい、選考に進む事になりました。一般的な就職サイトでは1度も見た事のなかった、私にピッタリの求人がNext Connectにはあったと思います。

■その後、採用面接等は順調に進みましたか?

 私自身、人と話す事は好きなタイプなのですが、面接となると話は別で、めちゃくちゃ緊張します(笑)。ましてや、いきなり社長との対面だった為、本当に緊張したのですが、事前に面接に向けてのポイントを、キャリアカウンセラーさんに教えてもらっていたおかげで、無事に入社をする事ができました。内定連絡があった時は、もちろん嬉しい気持ちがいっぱいでしたが、私以上に家族や友人達が大喜びしてくれた事が、とても印象に残っています。

■現在は、どのような業務を担当しているのですか?

 提携先の保育園において、幼児を対象に運動指導をしています。日替わりで跳び箱や体操、サッカー等を指導したり、コーディネーションと呼ばれる《リズム・バランス・変換・反応・連結・定位・識別》といった7つの基礎的な運動能力を養うトレーニング指導等に取り組んでいます。
 そういったスポーツ指導に関連した資格も、会社の援助があり、先日は「ジュニアスポーツ指導員」の試験を受けに行って来ました。資格を取る事ができれば、今まで以上に業務の幅も広げられるでしょうし、楽しみが多いですね。なんと言っても、子供が何かを出来るようになった瞬間の表情は、私にとっても非常にやりがいがあり、転職して心から良かったと感じる瞬間でもあります。

■転職後、充実した日々を過ごせているようですね。

 毎日楽しく、友人達からも前職の時とは表情の明るさが違うと、良く言われています。
転職前は、ついつい給与面や福利厚生を重視しすぎるあまり「本当にやりたい仕事」から目を背けていたように思いますが、好きな事を仕事にできている今でこそ言えるのは、何かやってみたい事があれば、まずはトライした方が良いなと感じます。
 ただ、前職がすべて無駄だったという事ではありません。同期をはじめ、人間関係には恵まれたと思いますし、実際に前職の業務が今の職場においても役に立っている事も多々あるので、私にとっては然るべきキャリアの道順だったかなと思っています。
 前職時には苦しい時もありましたが、勇気を出してNext Connectのキャリア面談に伺って本音を話した事により、今こうして好きな”スポーツ”を仕事にでき、とても幸せに思います。

《文:Next Connect 竹内 一平》2020年2月 執筆

■関連情報

モトヤマスポーツ株式会社
兵庫県尼崎市武庫之荘1-34-16
代表取締役社長 / 元山 潔
公式HP https://www.msports.co.jp//